現在、人類は重大な岐路に立っています。地球上では人口増加と資源枯渇の課題が喫緊の度を増し、居住可能な空間は着実に縮小しつつあります。同時に人類は、新たなフロンティアである宇宙での生存の可能性に目を向けています。私たちの故郷である地球を守りながら、こうした未開の領域に踏み出すことで人類が生存・繁栄していくことは、現代の最も重要な挑戦の一つと言えます。
北海道大学では、生命の根幹である医療、食、そして健全な居住環境に焦点を当てることでこの壮大な課題に取り組んでいます。本プロジェクト「人類生存圏の拡大に向けた基礎的研究」では、地球と国際宇宙ステーション(ISS)で並行して研究を行います。宇宙で疾患が発生するメカニズムの解明やその治療法の創出、持続可能な食糧供給や快適で緑豊かな環境を確保するための方法論の開発等を進めることで、将来宇宙を旅する、そして宇宙で暮らすすべての人々が健康な生活を送るための基盤を築きます。

